1(いち)から見直す大人バレエ(4月14日)〜ジャンプのための練習
アレグロの苦手克服のため「正確な姿勢と動き」「筋肉の強さ」「コーディネーション」を見直しました。
バレエでは次の動きやポーズをイメージして、そこに身体を運ぶことが大事です。これはコーディネーションです。
ジャンプでは「準備のプリエ」「空中の姿勢」「着地のプリエ」をイメージできていなくてはなりません。そしてそれぞれの姿勢をつなぐ正しい動き方の練習が必要です。
今回はジャンプの姿勢と動きを練習しました。
1.バーレッスン
プリエ:両手バーで1、2、5番ポジションのプリエをすごくゆっくりのテンポで練習しました。
プリエは準備の動作であり着地の動作でもあります。
●まっすぐの姿勢を保つこと
●腿を開いて足首を十分に曲げる
ルルヴェ:両手バーで1、2番のルルヴェを練習しました。
空中の姿勢です。
●アーチを引き上げてルルヴェする。
●ルルヴェした時に腿裏がしまっているのを感じる。
タンデュ:両手バーと片手バーで5番ポジションで行いました。
5番に戻す時にプリエをする。着地のプリエ(特にグリッサードの終わり方)につながる練習です。着地のプリエは動作からのプリエなので静止した姿勢から行われる準備のプリエとは違った難しさがあります。
タン・ソテ:両手バーで1番ポジションで練習しました。
準備のプリエ>ジャンプでルルヴェ(=空中姿勢)>着地のプリエ
●プリエで低くなった足裏のアーチをルルヴェで一気に引き上げます。
●ルルヴェの高さもイメージしてジャンプする。
●ルルヴェになった時に腿裏がしまっているのを確認する。
●着地の姿勢も緩まずに強い姿勢でプリエする。
エシャッペ:両手バーで練習しました。
5番ポジションのプリエ>2番ポジションのルルヴェ(=グリッサードの空中姿勢)>5番ポジションで着地と同時に次の動作の準備のプリエ
ポジションが変わる事と連続のジャンプの練習になります。
2.センターレッスン
タン・ソテ:まっすぐの姿勢を保って着地でよろけないように練習しましょう。
グリッサード:移動の動作で床の上のジャンプです。パとパのつなぎとして振りに入っていることが多いですが、ここではグリッサードだけを練習しました。
足を出すと同時に軸脚はジャンプして脚は「ハ」の字に開いた形になります。着地は片足ずつではありますが「タ・タン」のリズムで素早く5番ポジションのプリエに終わります。
移動とポジションの変化など難しさはありますが、次の動作やポーズをイメージして動くコーディネーションを意識しながらしっかり練習してください。
それぞれのポーズや動作の「正確さ」「筋肉の強さ」も大事なので今回のバーレッスンの内容を丁寧に繰り返し練習していただきたいです。
▼プリエとルルヴェの時の足の動きに関するこちらの記事(↓)もご参照ください。
12月まとめ