1(いち)から見直す大人バレエ(2月24日)〜アームスの安定と伸び、正確な形と動き(3)
脱・バレエ万年初心者、上達の伸び悩み解消のための「正確な動き」「筋肉の強さ」「コーディネーション」などのバレエの基礎を見直すクラスです。
振替休日で普段参加できない方々が多くご参加いただいたので今回もアームスの練習をしました。
前回と同じように前半は足裏のアーチを意識して立つ練習をしました。
1.足裏のアーチを保ちまっすぐに立つ
行った内容は以下の通りです。
1)座ってつま先を伸ばす、足裏の筋肉を縮めてアーチを作る練習
2)両手バーで1番ポジションで1曲キープする練習(途中でバーから手を離してアンナヴァンのポジションにする)
3)両手バーでプリエ、ルルヴェ、タンデュ
2.アームスの練習
筋肉同士が引っ張りあって安定と伸びを感じることを確認しながらアームスのポジションを作る練習をしました。
まずはそれぞれのポジションでキープする練習。1曲は1分くらいなのですが途中で疲れて形が崩れてきたり腕が縮んでしまったりします。
キープできないと動きの中で正確なポジションを通過できません。安定させられるようになるまで繰り返し練習して欲しいです。
第1と第2のポール・ド・ブラでポジションを正確に通過しながらアームスを動かす練習をしました。正確なポジションが身についていないと腕を開き過ぎて後ろに引っ張ってしまったり肩が上がってしまったりします。前述した通り正確なポジションをキープする練習の大切さを痛感します。
アラベスク(第1、第2)の練習。腕を体の前へ伸ばす練習。脚を後ろに上げて上半身が前へ出る時に横に上げた腕も上半身と一緒に動く練習をしました。これはとても大事なコーディネーションです。
次にタン・リエで移動の動きと一緒にアームスを動かす練習をしました。ここでもアラベスクと同様に体の動きと一緒にアームスを動かすコーディネーションが大切です。
最後に回る(その場で足踏みをして回る)練習。
回転では回転の方向と反対側を送るように回ります。腕を振流のではなく腕と肩と脇を送るのですが、この時に肩甲骨から送りだす、または胸を前へだすような感覚を意識します。
これは回転の時だけ意識するものではなくアームスを安定させるために筋肉を引っ張り合うように働かせていればその感覚を頼りに動かすことができます。
ご参加のみなさんは普段やっていたアームスのポジションや動きとの感覚の違いを感じられたようです。また肩周りの筋肉が疲れたようで普段意外と筋肉を使えていなかったことを実感されていたようです。
▼前回の記事(↓)もご参照ください。
1(いち)から見直す大人バレエ(2月10日)〜アームスの安定と伸び、正確な形と動き
1(いち)から見直す大人バレエ(2月17日)〜アームスの安定と伸び、正確な形と動き(2)