大人のためのバレエ教室グランジュッテ/講師ブログ

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2024年12月の記事は以下のとおりです。

12月まとめ

12月は足関節(足首)の動きにフォーカスしました。
1.ルルヴェの時の足の動き
2.プリエの時の足の動き

1.ルルヴェの時の足の動き

踵(かかと)を上げるのではなく足裏のアーチで足の甲(親指・人さし指・中指の三本の指)を下から押し上げるイメージでルルヴェをする。

踵は体の後ろ側にあるのに対し足の甲は体の前側にありますよね。
どちらを上げるように意識するかで動きも大きく変わります。

【解説】
脛(すね)の骨の下には距骨(きょこつ)という骨があり、更に距骨の前には舟状骨(しゅうじょうこつ)を介して親指・人さし指・中指へとつながっています。

距骨の下には踵骨(しょうこつ/かかと)があり、踵骨の前には立方骨(りっぽうこつ)を介して薬指・小指へとつながっています。

なので踵を上げるようにルルヴェをすると小指側に体重が逃げやすくなってしまいます。
それに対して親指・人さし指・中指を持ち上げるようにルルヴェをすると親指の付け根にしっかり乗れるのと足首ー脛ー膝ー腿とアライメントが整います。

三本の指を下から押し上げるには足裏の踵の骨の前の筋肉を収縮させます。
なので足裏の筋肉を強化しましょう!

【効果】
●ルルヴェをした時やトゥシューズで立ったに足首が安定するようになります。
●アキレス腱や足首周りのトラブルのリスクを軽減できるようになります。

2.プリエの時の足の動き

プリエをすると足裏のアーチは低くなるのはご存知でしょうか?
これは骨格の動きによるもので、決してプリエの動きで足裏に体重がかかって押しつぶされる訳ではありません。

【解説】
脛の骨の下に距骨という骨があることは先ほど触れました。
プリエで足首が曲がる時距骨が後方に下がります。
これも先ほど説明しましたが、距骨の前には舟状骨が距骨の下には踵骨があります。これらの骨も距骨と一緒に後方に下がり足全体が前後に広がりアーチが下がるという訳です。

【効果】
●ジャンプの原動力を得られるようになります。
●柔らかいジャンプの着地ができるようになります。

ルルヴェの正確な形とプリエの正確な形を練習することで正しいジャンプができるようにもなります。丁寧に練習していただきたいです。

1(いち)から見直す大人バレエ(12月2日)〜ルティレで片足バランスを見直す

センターレッスンの苦手克服を目指すため、初歩から「正確な動き」「筋肉の強さ」「コーディネーション」を見直すクラスです。

この日はルティレ(ア・テール)を練習しました。
1.止まった姿勢からのルティレ
2.2番プリエからのルティレ

ルティレはデヴロッペで通過するポジションでありピルエットでの姿勢でもあります。デヴロッペでは止まった状態から、ピルエットでは2番や4番ポジションから重心を移動させて安定した姿勢を作らなくてはなりません。

▼まずはウォーミングアップを兼ねてタンデュ、ジュテ

動かす脚と軸側のコーディネーションと軸の強さをゆっくりのテンポで確認しました。
この時点でも1曲終わる度にため息がもれます。

▼ルティレの正しい作り方

つま先の膝の位置に付けますが正しい運び方をしないと似て非なるものになってしまいます。
これまでピルエットの特別レッスンや個人レッスンなどで多くの方を指導させていただきましたが、意外とこの動作が正しくできていない方が多かったです。

▼ルティレの姿勢をキープする練習

重さでバランスをとると重心の位置が軸脚の方へズレてしまいます。

身体を引き上げながら「筋肉で支える感覚」を身につけ「重心の位置」を覚えます。

▼2番ポジションのプリエからルティレ

2番ポジションのプリエからルティレの姿勢を作ります。両足で踏み切って片足で立ちます。ここでキープする練習で確認した「引き上げる感覚」や「重心の位置」が役立ちます。
軸に重心を移してからルティレになるのではなく一気にルティレを作れるように繰り返し練習をしてください。

次回はルルヴェでルティレを作る練習をしてみましょう!

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