11月まとめ
- 2024/11/30 18:00
- カテゴリー:大人クラスの様子, ワンポイントレッスン, バレエ解剖学
11月は次の2つの意識をフォーカスしました。
1.腿裏の筋肉
2.広背筋
1.腿裏の筋肉
腿裏の筋肉を働かせてお尻の下の方(坐骨)の辺りにしまる感覚を意識する。
【解説】
腿裏の外側には大腿二頭筋、内側には半腱様筋・半膜様筋という筋肉があります。(筋肉の名前はさておき外と内側にそれぞれ筋肉があるということは覚えておいてください。)
筋肉はタテ方向についているのでタテ方向に働かせるようにイメージしましょう。そうすると筋肉の付着部の坐骨の辺りに閉まるような感覚や下から押し上げるような感覚が感じられます。
腿裏の筋肉はアンドゥオールをサポートする筋肉で特に外側の大腿二頭筋は膝下(脛)の凱旋にも関わります。
【効果】
●軸脚、動作脚のアンドゥオールをサポート
●軸脚の強さ
●姿勢の安定、バーレッスンで軸脚をまっすぐに保てない、アレグロでお尻が引けてしまうなどを改善
2.広背筋
脇がしまった感覚を保ったまま姿勢をキープしたり腕を動かす練習をしました。
【解説】
腰から脇にかけて広背筋という大きな筋肉があります。
腕を広げて肘を外へ引っぱるように意識すると脇がしまるような感覚や脇が引き上げるような感覚があります。腕がどの位置にあってもその感覚を保つ練習をしました。腕が下がった状態でも脇が緩むことはありません。
広背筋は体幹の安定に関わるだけでなく、骨盤や腰椎(骨盤の腰部)に付着しているので腰部の引き上げもサポートします。
【効果】
●姿勢のひき上げをサポート
●バーレッスンでバーに頼ったりバーを強く握ったり腕に力が入ったりの改善
●アームスの安定
●日常生活で座っている時の姿勢改善